オールドアンバサダーにおけるパーツの移り変わりを考察しちゃいましょう。

オールドアブに使用されているパーツの仕様が少しづつ変ってきているのは、誰でも周知の事実。ではいかに変ったのか?いつ?どうして?

もちろんそんなことは僕にもわかんないんだけど、ここでは僕らの目にもとまるような代表的なパーツの移り変わりについて述べてみました。

☆ハンドル・・・・ハンドルの移り変わりは最も目に付きやすいもの。しかしその実はモデルごとに細かい変更が見られ、とても交錯しています。ここでは単純なものだけ取り上げます。

先ず最初は5000のもの。マーブルハンドルが最も古いものだが、マーブルにも白っぽい初期型と濁った後期型がある。その隣はずっと後期のリテーナープレート対応タイプ。ノブはマーブルではなくパールである。3番目は5000CなどCモデルに広く使用されているマーブルノブで、1番目の色違い。4番目と5番目はそれぞれ2000、2600用のもので、シャフト穴の形状に注意。いずれも5000との互換性はない。最後は人気の2500C用ショートハンドル。もちろんリテーナープレート対応である。2番目と比べ、中央部に窪みがない点に注目。
左から古いものの順に、最も初期のマーブルタイプ。白っぽいノブの色は初期型を表している。このノブは6000にのみ使用。次はヒネリノブ付きの弾型錘タイプ。73年ごろまでのリールに採用。次のも同じ錘だが、ノブのみ平型に変っている。その隣2種は角型錘に平ノブの色違い。未だリテーナープレートには非対応。最後の2種はリテーナー対応タイプで最も後期のもの。画像では見づらいが、中央部に窪みがあるものとないものがある。これらの特徴とカラーバリエーションを加えると、種類は膨大なものとなる。
平型ダブルノブと呼ばれ、パドルノブとも呼ばれるこれらハンドルも、カウンターバランスタイプに比べ種類は限られるものの、さまざまなバリエーションが存在する。先ず1番目は5000Dのもの。色がおかしいのは単なる画像写りで、実際のカラーはありふれたブルーグリーン。隣は色違いの4000D用。この他に色違いとしてはゴールドの5000D用も存在する。3番目は5500ブラウン用。リテーナープレート取り付け用の穴が開いている。実は5000D用、4000D用ともにリテーナー対応タイプも存在する。特に5500D用はリテーナー付きタイプで、初期のものにはニッケルメッキのシルバーシャフトが付いている。一番右は80年代後半のもので、参考出品。
パワハン4種。左は最も一般的なもので、90ミリシャフト。ノブは光沢のあるプラスチック製で、シャフトにはエンボス模様入り。なお、1976年頃のものにはシャフトに模様のないものもある。お次は80年代のペイントシャフト。ノブは光沢タイプだが、シャフトはアルミ素材で弱い。お次は2500C用の80ミリシャフト。同じく80年代製で、シャフトの模様はなく、ノブ中心部に模様入り。ノブやシャフトの素材は70年代製と変らない。一番右は80年代後期のもの。ノブは合成ゴム製で、中心部には線が入っている。リテーナープレートもこの頃ではロックナット全体を覆うタイプに変っているので、スクリュー穴の位置もオールドのものより離れている。

☆ハンドルロックナット&リテーナープレート・・・・ハンドルロックナットは目に付きやすい部品の一つですが、ナットの変遷につれてリテーナープレートも変化します。

ハンドルナットの緩み止めの用をなすリテーナープレートは、1973年頃から使用されているようだ。最初はナットの下に敷くワッシャーだったが後に板状の部品となる。左からワッシャー、メッキタイプ、1981年からのステンレスタイプ。その後復刻された厚ぼったいメッキタイプである。ハンドルナットは左から古いものの順に、穴開き角型、穴開き丸頭、丸頭2個刻印、丸頭1個刻印、角型リテーナー非対応、角型リテーナー対応、角型刻印なしの各種がある。穴開きタイプは最も古いもので、中央の穴は油を差すためのもの。oilの刻印は80年代初期までは付いていたが、84年ごろからは省略されてしまう。

☆左スプールキャップ&レベルワインダー・・・・外観ですぐそれと分かるレベルワインダーとスプールキャップのデザイン。ここでは特に左側のスプールキャップにこだわってみました。

レベルワインダーは比較的変更の少ない部分だが、それでも大きく3種類に分けられる。先ず1975年まで長期にわたって使用されたボール型、76年の短い期間のみ採用のフラットタイプ、そして77年から80年後半にかけて使用された9本ライン入りである。スプールキャップにはもちろん左右がある訳だが、ここではより特徴の現れやすい左のみを取り上げる。スプールキャップは大きくブロンズベアリング用(中段)とボールベアリング用(下段)に大別される。中段左から、60年代初めまで使用されたオイルホール付きスリット、72年まで使用の穴なしスリット、75年までのエンボス模様入りスリット。下段左から66年から72年までのポリッシュ笠付き、72年から76年までのエンボス笠付き、76年以降広く採用されたストレートタイプである。中段のスリットタイプは元々ブロンズベアリング専用だったのだが、75年頃からこの原則は壊れはじめ、5000Dや5500などに下段のボールベアリング用が装着されるようになる。ちなみにスリットタイプはインジケーター指針の抵抗により動かない仕組みだが、ボールベアリングタイプは内部の合成ゴム製Oリングにより固定される仕組みとなっている。76年からは全てのモデルがこのタイプを採用している。

☆スターホイール(ドラグノブ)・・・・スターホイールはプレートカラーのバリエーションと合わせ、非常に沢山の種類が存在します。

スターホイール各種。スターホイールの初期型にはスカートが付いていない。つまり左列上段の2つは初期のものであることを示している。左列1つ目は5000番のもので、初期のブラック5000や5000CD/5000C用にはこの色違いが存在する。2段目は3000用のアルミシルバー。3段目は5000番クラスのCモデルに広く使用されたスモールの先丸。4段目は参考出品のクローズドフェイス用で、サイズ自体は上段のものと同じだか、シャフト穴の仕様が違う。。中央の列は上段からそれぞれ5000B/6000用の赤と6000C用の黒。以上2種にはそれぞれスカートなしも存在する。3つ目はクロームメッキもので、5500Cや6000Cなど1975年までのCモデルに広く使用された。最下段は参考までにダイレクトドライブモデルのドラグノブで、素材は全てアルミ製。右列は上段より4本足黒、同クローム。これらは1980年以降のモデルに付いており、もちろん赤も存在する。3段目は最も広く採用されたクローム5角のもので、75年以降のモデルに広く採用されている。これの色違いの赤も1979年までのブッシングモデルに広く使用されている。

☆メカニカルプレート・・・・あまり目に付かない部分ですが、だからこそ気を付けて見てみると多くのディテールの違いが発見できるもの。

メカニカルプレートは年代により塗装色、仕様が異なっている。上段左より最も初期のグレー塗装タイプ、Record時代とその後の50年代に使用。2番目は60年代中頃までのもので、仕様は同じだが塗装色はシルバー。この2種類は遠心ブレーキドラムの取り付け方が後期のものとは違い、プレート自体にもザラザラした加工がされている。下段は左から5000CDL用で、黒の塗装にクラッチボタン部分は金メッキ。中央はシルバー塗装の一般的なもの。ただしドライブシャフトの固定方式はネジ止めのタイプである。左は固定方式がCロックのタイプで、1975年から登場(5001Cは除く)。アームの固定部分も真鍮に変っている。もちろんこの色違いでシルバーのものが存在する。黒に塗装されたものは、5000Cなどプレートが黒いモデルに使用されたのに対し、シルバーのものは幅広いモデルに対応。





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