最近出まわっている復刻とオリジナルパーツは混同が多いもの。ここでは両者の細かな差異について語ります。

アンバサダーにビンテージの文字がつく時、基本的にはアブ/ガルシアブランドになる前、つまり1982年以前のものを指すことが多いと思います。もちろんアブはこの後も製造を継続している訳ですが、これ以後のもの、また最近パーツメンテナンス用に再生産、復刻(コピー)されたものとは微妙な差異が生じています。マニアにとっては重大な意味を持つこの差異をここでは取り上げます。

アンバサダー編

☆パッケージ・・・・パーツの入っているパッケージからもある程度の区別は付きます


上のものはオールドものの入っているパッケージ。左はより古い方で、青い文字での表記。右は80年代中頃まで使用されていたもので、どちらもガルシアブランドが入っている。4桁のパーツナンバーは1982年までの使用だが、6桁のものは1983年以降のモデル用。

こちらはパーツメンテナンス用に1990年代以降に生産されたもの。特に右側のものは復刻として発売されているものである。いずれもグリーンのリサイクルマークが入っている点が特徴。

ガルシアの古いパッケージと新しいもの。どちらもオールドものだが、左のものがより古いと考えられる。画像のハイスピードコンバージョンキットは特にアメリカでポピュラーだったようだ。

もう少し後期のものになると、アブ・ガルシアブランドになる。正確にはいつまで採用されたのか知らないが、1979年以降のものであることは確かだと思う。右は復刻で出たギヤセットで、オールドものとはドライブギヤの仕様が異なる。

☆プレートデザイン・・・・オールドものと新しいものの見分け方


上段は左が新しいもの、右がオールド。白いコグホイールのはまっているシャフト部分の色の違いに注目。新しいものは銀色をしているが、オールドは真鍮無垢の金色。
下段は左プレートの表面。クレストマークの微妙な色の違いがおわかりいただけるだろうか。模様自体もオールドものの方がより鮮明で詳細。
モデル名刻印の字体も良く見ると少し異なる。

右サイドプレートは左側より生産された数が少ないので、オールドのパーツを見つけることが非常に難しい。理由はやはり左の方が消耗の度合いが激しく、需要も高かったからであろう。
右側は新しいもので、サムノブスクリューはステンレスであるため色が黄色っぽい。最近復刻されたものではメッキのものが付いていることもあるが、ノブの刻み目はオールドの方がより細かく入っている。またオールドと違い、新しいものの一部は電解塗装で着色されていないため、微妙な色の差異もあると言われる。
ハンドル基部が盛り上がったデザインのものはもちろんオールドではなく、Built by Sweden ABU の刻印のあるものも再生産ものである。
最近出まわっている 5500C などのプレートは中国製だという噂があるが、本当だろうか。

☆ハンドル・・・・ノブの細部が違うハンドル

左のハンドルノブ画像は、右がオールド、左が復刻もの(コピー)の拡大図である。ノブ表面のイボイボ模様が微妙に異なるのがお分かりだろうか。オールドものは流れ紋状に一つ一つの模様が不揃いだが、復刻ものは単一のザラザラした感じである。ちなみに画像の 5000D 用では、オールドものにはハンドルロックナット部分に丸いくぼみがあるが、復刻ものは何もないフラット状態である。

☆フレーム・・・・サムレストのあるものとリールフットの取り付け方の違い


画像左より新しいプレーム、オールドの 4000D 用。そしてサムレストバー用のポッチがインナープレートに付いたフレーム。もちろん中央のみがオールドものである。右との違いはポッチの有無で一目瞭然だが、左との違いはリールフット裏側のの取り付け部分にある。オールドものでは全く跡がないのに対し、復刻ものではスポット溶接の小さな楕円状の跡が二箇所付いている。またリールフット中央には窪んだ部分があることでも判別可能。

☆レベルワインダー&ロックナット・・・・細かい部分に違いが宿る


上段は新しいもの。ラインガイドワイヤーの中央に穴がないのがおわかりいただけるだろうか。ちなみに上段右のものには穴はあるが、前面部にはラインが沢山入っており、80年代後期採用のものである。下段のものにはいずれも穴があり、前面のデザインはボール型、フラット型、9本ライン入りの3タイプのみ。下段右はフラットの 2500C 用。

上段のものが復刻の新しいタイプ、下段がオリジナル。ナットはほとんど見分けが付かないが、良く見ると刻印の太さが違う。オールドの方がより細く、また不鮮明な傾向があるようだ。リテーナープレートは素材(ステンレス無垢とメッキ)の違いから、色で見分けが付く。スクリューはやはり復刻がステンレス製、オールドは真鍮におそらくカドミウム?のメッキがなされており、どちらかと言えば鈍い色をしている。

☆ネームステッカー&小部品・・・・ステッカーモデルではステッカーの違いにより両者の判別が可能


ネームステッカーは最近復刻のものが良く出まわっているようだ。オールドものは厚手のアルミプレートに印刷されているのに対して、復刻は薄いアルミシートの上から透明フィルムをラミネートしてある。そのためよりしなやかな印象だ。張られている台紙の色も、白いオールドものとは異なる。ちなみに中央のものはマミヤから入手のものだが、素材や材質がオールドのものとは全く違う。

小さな部品では、オールドと形状が変わってしまったものもある。右はハンドルとドラグノブの間に入っているワッシャーで、上段が新しいもの。切れ込みがあり、折り目が付いているのが分かる。80年代後半から使用されているようだ。左はアンチリバースドッグと呼ばれている逆転止めの爪で、上段の切れ込み入りが新しいもの。ちなみに下段右の挟み込み部分が細いものは、添付パーツケースの中やアブマチックなどに良く見られるもので、もちろんオールドパーツである。

☆ギヤ・・・・ギヤの色に注意


上段が新しいもので、全て真鍮無垢の金色。一番右は参考出品の社外品・ Gregg という会社が出していたアフターマーケットのハイスピードコンバージョン用ドライブギヤである。下段のオールドものが銀色なのは、真鍮のギヤに腐食止めのカドミウムメッキをかけているためと言われる。いかにも身体に悪そうなメッキだが、第二次大戦前後には世界中で盛んに使用されていた。ドライブギヤには実は真鍮以外の素材も存在し、下段左の 5000D 用はマグネシウム?でできているのか非常に軽い。これと同タイプのギヤは 2500C や1979年ごろからのモデルにしばしば見られる。

☆メカニカルプレート・・・・取りつけ部分に違いがあります


左側がオールド、右が新しいもの。切り欠き部分の形状の違いがお分かりいただけると思う。オールドのものはクッキリと大きくえぐられているのに対し、再生産ものは緩やかなカーブを持っている。またプレート自体の塗装色も少し違う。

こちらも左側がオールド。スイングアームの取りつけ部分が真鍮の金色をしているのが、右側の再生産ものである。またクラッチボタンのバネを押さえる部分やスイングアームの材質、スプリングを引っ掻けるピンになど多くの違いが認められる。

☆その他の細かな違い







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