このコーナーは、俺・野垣の好き勝手放題な放談コーナーです。極端な意見がお嫌いな方は、速やかにここを押してお戻りください。

宗教

宗教というのは、つまるところ信じるということである。自分たちよりも至高の存在を求めて、それを信じ、それに頼り、それに祈ることと言い換えても良いだろう。

俺は信じるということが悪だとは思わないし、また至高の存在に頼る人の心持も理解できないことはない。この世には、俺達自身ではどうにも解決しようのない問題も多いからだ。そしてそんな時、つい至高の存在に頼りたくなるのは「困った時の神頼み」ばかりとは限らない。

しかし信じるということは、一面で疑わないということでもある。言い換えると自分の判断力を殺してしまい、至高の存在に全て委ねてしまうということでもあるのだ。 

例えば人間の存在を超える至高の存在が、実際に一人一人にどうすれば良いのか直接教えをくれるというのならば、これもまた問題のない話なのかもしれない。しかし実際の所は、至高の存在が直接に教えをくれる訳ではなく、そのご託宣を受けたという代理人の誰かから一方的に指示を受け取るというのが、現実の宗教の姿である。

この故に宗教というのは恐ろしい。それが社会的に十分受け入れられるような教えを伝えているうちはまだ良い。しかし例えば、伝えられた教えが殺人という反社会的犯罪行為であったとしても、人知を超えた至高の存在からの命令ということであれば、無条件にそれに従う場合だってあり得る訳だ。

先のオーム真理教が起こした無差別テロにしても、イスラム信者が起こすテロや殺人事件にしても、こうなると狂信的という一言で全て片付けられてしまう可能性さえあるのだ。実際には信じるという全ての行為にはこの危険性が隠されている。彼らは自分を捨て去って至高の存在に頼りきった結果、自分自身をなくしてしまっただけなのである。

それにこういう状態というのは、別に宗教団体に限ったことではない。政治にしても、ビジネスにしても、哲学や信条にしても、場合によっては人間に対する評価にさえ当てはまることがあるのだ。ある人を崇拝したり、故人の前に恭しくお香を焚いているなんてのはこの良い例だ。

信じるという言葉は、字ずらの上からも如何にも美しい。そして決められた道筋を疑うこともなく辿るというのは、思想的、経済的にも最も楽な方法である。しかし信じるということの裏側にあるもの、それを充分に認識していないと自分を失ってしまう可能性があることもまた真実なのである。

幽霊

良く、お化けを見たと言う人がおりますね。残念ながら俺はまだ火の玉一つ見たことがないのである。したがって、俺は今のところお化け不在論者である。

お化けというのにも色々と種類があるらしくて、例えば妖怪というのは人が想像力で作り上げたものですね。妖精なんてのも、かなりこれに近いのかもしれない。中でも俺が疑問に思うのは、人の魂があの世に行けずに現世をさまよっていると言われる自縛霊や幽霊の類である。

幽霊というのは人の霊魂ということなのだが、不思議に思っているのは、どうして幽霊を見たという人には人以外の幽霊を見た、という例がないのであろうか。例えば犬の霊を見た、車に轢き殺されて血まみれの霊だった、とか、猫の霊が出た、化け猫だぁ〜、などという話はあまり聞いたことがないのである。

もしこれらがチャンとあるというのであれば、例えば屠殺場で殺された牛やブタが人を恨んで化けて出た、というのがあっても良い筈であるし、もっと言えば白亜紀に恨みを持って死んだプテラノドンが、とか、その昔踏み潰されて息絶えたゴキブリの霊が夜な夜な現れてシャカシャカと私の眼前を横切っていく、なんていうのがあっても良い筈なのである。

更に言えば、良く落ち武者が血を流しながら立っていた、なんていう話を聞きますね。とすると、かなり昔の幽霊でも出現はできる訳である。とすると、例えば平安京の毒殺された美しい宮様の姫が、とか、もっと言えば原始時代の撲殺された原人が恨みを持って出て来たって理屈としては良い訳である。それとも、幽霊というのは人間限定で、更に江戸時代以降のリミテッド仕様なんですかね。

幽霊が本当にいるのかいないのかはこの際どうでも良い。信じる信じないは個人の自由である。しかし幽霊がいると信じ、ワタクシ幽霊にはちょっとウルサイという方には、是非この辺をご教示頂きたいと思っているのである。

UFO

UFOというのは Unidentified Flying Objects であるらしい。つまり所属が未確認の飛行する物体、即ち未確認飛行物体である。俺が不思議に思うのは、UFOを信じている人はすぐにこれを宇宙人と関連付ける傾向のあることだ。UFOというのは未確認ということであって、例えば軍の秘密に飛ばしている機体であっても良い訳だし、民間の飛行機や飛行愛好家の独自に開発した飛行物体だとしても良い訳である。つまりは未確認というだけなので、これをすぐに宇宙人と関連付けるのはどうなのだろうかというのが、常に俺の感じていることである。

ついでに言えば、宇宙からの生命体というのは我々の世界とは全く違う環境から来ているものだってあり得る訳ですね。だから火星からきた生き物が火星人という人類である必要など全然ないし、例えばバクテリアとかの例の様に、人間の眼に可視的である必要性も全然ない訳なのである。ひょっとすると原子よりもはるかに小さい生き物が存在し得るとしても、それはそれで違う世界から来たものならあり得ない話ではないのではないか、というのが俺の意見なのである。なぜって、原子より小さなものは存在しないなんてのは、所詮地球という星にしか行ったことのない科学者の言うことですからね。アンドロメダに行けば、ひょっとすると全く新しいものが見つかるかもしれない。飽くまで可能性は否定できないのである。しかしそれにしても宇宙からの生命体が人という発想は、俺にはあまりにも貧困過ぎる想像力!という気がしているのである。

ちなみに俺はUFOを見たことがある。確かに飛んでいるのを見たのだが、それが宇宙人とか他の星から来た生物ののものかどうかなんて俺にはわからない。ただそれまでには見たことがない飛行物体だったというだけのことである。もしバクテリアほどの大きさの宇宙生命体が作り上げた円盤が存在したとして、果たしてそれが肉眼で見えるものだろうか。宇宙生命体は、今現在貴方の目の前を横切りつつあるのかもしれない。

天皇陛下

俺は幼稚園の頃まで、天皇陛下というのは日本一頭の良い人だと思っていた。天上天下で目下のところ日本一勉強ができる頭脳の優れた人がテンのノー、つまり天脳陛下だと思っていた訳である。天脳陛下はたぶん天下統一テストのようなものがあって優劣が決められ、そこで最優秀の成績を収めた人が晴れてテンノー陛下になれるのだと勝手に思いこんでいた。だから将来ナンになるんだと大人に問われた時には、俺はすかさず「テンノーヘイカになる!」と答えていた訳である。

そんな俺も、小学生に入学するとほどなく事実を知らされることになる。それを知った時の俺の感慨はというと、残念ながらもう覚えていない。その時にはたぶんもうどうでも良いことだったのであろう。

今でも時々テンノーヘイカのことを考えることがある。天皇家は2000年以上の歴史があるそうだが、人類の歴史は三万年以上にもさかのぼるとされている。それを考えればいかに日本人の祖と言え、たかだか2000年ほどの歴史がナンであろう。5000年前には天皇のご先祖は臆病もので卑怯者、乞食からのなり上がりで利益にだけは敏く、時の権力者には犬のように尻尾を振るただの下らぬ人であったかもしれない。そんな不確かなものを日本人の大切な歴史として有り難がっている神経が俺には分からない。常に時間は流れ、歴史の解釈は時代によって塗り替えられる。俺は歴史や先祖をバカにする気などサラサラないが、かと言って訳のわからぬ畏敬心を持たされるのも真っ平である。

天皇陛下再び

かつて俺は学生の頃、テンノーヘイカのご教示係と称する大学教授の話を聞いたことがある。この教授は足しげく皇居へ通ってはテンノーに学術指南する役を仰せつかっていたそうなのであるが、漏れ聞くところによるとテンノー陛下には初夜の晩にも男女の営みのご教示係が付くそうなのである。つまり営みをするに当たって、ご教示係がここをこうやってこうするのですよ、と実物を交えてお教えするというのである。俺はいたく驚くとともに、キットこれは嘘で俺はからかわれているのだと思ったのであるが、ふと考えるとテンノーはむやみやたらとナニをいたすことが、我々平民の様に許されていないのかもしれないと思うところもあったのである。なぜって、あんまりアチコチでポコポコと小作りに励まれると、私生児が次々に誕生して、さすがに現在の宮家としてはまずいことになってきちゃいますからね。

少なくとも現在の天皇制では、テンノーはお后以外の女と関係をしてはいけないということに表面上はなっている様である。とすると、あながちナニの際のご教示係の話も嘘とばかりは言えないのではないだろうか、などとくだらない下世話な勘ぐりを働かせる俺なのであった。

ところでテンノー・ヒロヒトがあまり上手に演説原稿を読めなかったのは皆の知るところであるが、ヒロヒト以前では天皇家の婚礼はたいてい宮家同士で、というのが伝統であった。宮家以外の平民から后を迎えたのは、俺の知る範囲では美智子様が近代において初めての筈である。

このことに関し、俺はずっと疑ってきたことがあるのである。俺の疑惑の内容というのはこうだ。つまりヒロヒトは大きな声では言えないが、少し頭のオネジの方が緩かったのではないか、ということなのである。だから文章も満足にスラスラと読めないし、宮中の参観に当たっては、参観者にトンチンカンな内容の言葉を連発する。第2次大戦の責任が問われなかったのも、結局は責任能力に疑問があったからではないか、と・・・・・。

戦後慌てて民間の血を入れようとしたのも、国民に開かれた宮家を作るというよりは、宮家同士の婚礼を繰り返した挙句に優性遺伝によっておかしくなってしまった天皇家の血を新しくする、という切実な必要性があったためではなかったか、と……。少なくとも、大正天皇の異常に早い崩御の原因はこの辺にあったと俺は思っている。

俺の疑問は素朴な思いつきに過ぎず、こんなことを書いていると、その内右翼に刺されて道端で果てることになるかもしれない。最近、皇太子妃にお子様ができて、世の中の特に女どもは随分喜んでいた様である。それにマスコミのこれ見よがしのはしゃぎ振り喜び様は、見ていて馬鹿馬鹿くなるほどであった。俺は他人の子供ができたからといって別に嬉しくも何ともなかったので、正直冷ややかな眼でこれを眺めていたのであるが、少なくとも責任の重圧に苦しんでいたに違いないお后様のために、俺は心の中で一人おめでとうを言ったのである。

東大

俺は昔、東京大学のすぐ傍に住んでいたことがある。駒場キャンパスの裏口からすぐの場所だったので近所には東大生が多く、現に俺の部屋の隣も東大の応用物理学をやっているという院生だった。この院生が部屋に女を連れ込んでしけ込むたびに、隣からあられもない女の喘ぎ声が聞こえてきて俺は多いに閉口させられたのだが、そんな下世話なことはこの際どうでも良い。

俺が驚かされたのは、ある日俺が近所の薄汚い食堂で飯を食っていた時だった。ここも東大が近いせいで、どうやら客の大半は東大関係の様だった。この頃の東大生は駒トラと呼ばれる独特のファッションをしており、一目でコイツは絶対トーダイセイに違いない、とピンと来たのである。そのファッションというのは、例えば髪はボサボサなのをあまつさえコテコテに油を塗りたくって7:3にカッキリと分け、クタクタの白カッターシャツに競馬狂いのオジサマご愛用という感じのヨレヨレジャケット、黄色く薄汚れて匂ってきそうなジーパンに黒の革紳士靴、肩からはこれまた薄汚れたビニール製のショルダーバッグ、という一般人のジョーシキからすると相当飛んでいるいでたちの、ちょっと傍には近寄りたくない感じを漂わせている人々だったのである。

その内の数人が、隣のテーブルで今しも激論を交わしていた。一人がこう言っているのが、否応なく耳に飛び込んできたのである。その男はこう言っていた。「だからぁ、人民を統治するにはですねぇ。」俺はギョッとなったのだが、回りはそんな男たちに一顧だにくれず、議論は益々白熱しているようだった。

どうやら男たちは、みずからが世に出て人々のリーダーとなった時、いかにして人民を統治し国を治めて世の中を動かしていくかという議論に熱中している様だった。俺は一人、「どうやら、俺は将来この方々に統治していただくことになるのであるらしい。」と一人ごちたのである。

全てのトーダイセイがこうであるとは俺は思わない。しかし彼らの内の幾分かは確かにこんな感じなのも、また疑いを入れないのである。実際、世の中の重大事は全て自分たちが背負って立っているという彼らの自負と意気込みは、しばしば恐ろしいほどのものがあるのだ。貴方の近くにトーダイセイがいたら、是非こう聞いてみると良い。「貴方はどこの学校の出身でいらっしゃいますか?」と。彼らは間違いなく嬉々とした表情で「トーダイです。」とキッパリと答えることであろう。





……………………………………………………………………………………… ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃☆☆☆     VALUE-DOMAIN(バリュードメイン)   ☆☆☆┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◆VALUE-DOMAIN.COM (バリュードメイン) は、ドメイン登録代行を 提供するドメイン総合サービスです。 詳しくはこちら↓ https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=2TVKLO+5EORLE+1JUK+HWI5V ………………………………………………………………………………………