最近出まわっている復刻とオリジナルパーツは混同が多いもの。ここでは両者の細かな差異について語ります。

カーディナルの復刻もの(コピー)は1989年にアブ70周年を記念して製造されたレプリカモデルだとされています。このリールは日本をはじめ世界各国で発売されましたが、日本など幾つかの国をのぞいてはフットナンバーに760301の刻印のみがあり、パッと見にはオリジナルとは見分けがつきません。そこでフットナンバー以外にも見分けの付く判別法を伝授いたします。

カーディナル編

☆リールフット・・・・リールフットの裏側の刻み目とリールフット根元の形状の違いに着目。

(画像は手前がオールド、奥が復刻もの)

リールフット裏側にはザラザラしたウエーブ状のラインが入っています。この山の大きさと線の太さに注目してください。オリジナルの方が細かなラインを持っています。これは画像では見づらいかもしれませんが、山の大きさが奥の方が大きいのです。

☆フットナンバー・・・・番号の刻印されている方向性に注意。

フットナンバーの末尾にはしばしば CM とか CJ とか X などの刻印が付いています。これはおそらく輸入代理店によって判別用に付記されたものだと思いますが、これがあるものは復刻ものです。ただし日本以外の発売分ではこのアルファベットはない例もありますので、この判別には必ずしも確実性がありません。その場合にはフットナンバーの刻印の方向に注意してください。オリジナルは前方(スプール側)から後ろに向かって刻印がなされていますが、復刻ものは逆です。

☆ボディのマーク・・・・ボディに浮き出ているドラグノブ指針の文字の太さに注目。

ドラグノブの脇には+、△、−のマークが付いています。この文字の太さに注目です。特に+と−の部分が見分けやすいと思いますが、文字字体のより細くてハッキリしているものがオリジナルです。ちょっと分かりにくかったかナ?

(画像は左がオールド、右が復刻もの)

☆ドラグノブ、アンチリバーススィッチ・・・・ボタンの色と刻み目に注目。

ドラグノブやアンチリバーススィッチの色を見てください。オリジナルのがどちらかと言えば白っぽいのに対して、復刻ものは色がハッキリしていますね。そしてドラグノブの刻み目はオリジナルの方がずっと細かくなっています。

☆ラインローラースクリュー・・・・ネジの面取りの度合いに注目。

ラインローラーを固定しているネジの形に注目してください。大きく面取りをしてあるため角の丸いのがオールド、角張っているのが復刻です。

☆ローターの塗装色・・・・色合いの違いに注意。

ローターの色に注意してください。オリジナルと復刻を横に並べてみれば明らかですが、オリジナルの方がずっと白っぽい感じですね。

☆ボディおよびハウジングプレートの塗装・・・・フタを開ければ違いは一目瞭然。

ハウジングプレート(ギヤボックスカバー)をはずして内部を見てみましょう。ギヤボックスおよびハウジングプレートの内側まで塗装されているのが復刻、内側は未塗装がオリジナルです。同様に、オリジナルには両方に P70528-1 や P70529-3 といった浮彫り文字があります。 画像左のオールドものは、内部の金属が剥き出しのままになっているのがわかります。

☆ドライブギヤとピニオンギヤ・・・・ギヤ自体の違いに注目。

これはオリジナルと復刻を並べて見ないと分からないかもしれません。しかし良く見てもらえば、入っているギヤ自体が違うんです。オールドものの方がスクリューギヤの刻み方が大きくて急で、ドライブギヤの頭も大きく面取りされています。つまりこれは両者の間でギヤの互換性がないことを示しています。したがって外観こそ似ているものの、オリジナルのカーディナルと復刻は全くの別物だと申しても良いでしょう。近頃海外オークションなどでわざわざ復刻ものを高値で買わされてしまう例がありますが(ハウジングプレートをオールドパーツに交換されてしまうと、画像を一見したくらいでは違いは判別できません。)、だまされないように注意してくださいね。一番手っ取り早くて良いのは、やはりフットナンバーの方向性の確認かも。




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